アインシュタインと相対性理論の世界

3章 一般相対性理論の誕生

光を吸い込む星・ブラックホール

質量の効果によって空間が曲がることがわかりました。
空間が曲がると光は直進できずにカーブします。



これは太陽のような大きな星の周囲で起こります。
さらに大きな星ではではさらに顕著になります。



では、さらに巨大な星だったらどうなるのでしょうか?



質量がさらに大きくなると、空間の曲がりが大きくなって、光のカーブが大きくなります。その結果、光は重力圏からでることができなくなります。



光が出ないとは、その質量は見えないことを意味します。
光を当てても、反射せず呑み込んでしまうからです。



このような天体はブラックホールと呼ばれています。



質量が太陽の8倍以上ある星は、最後に大爆発を起こし、ブラックホールになります。
銀河系の中心にも巨大なブラックホールがあると考えられています。

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